壁の内部を常に点検出来る
ホームインスペクションの壁内部点検オプション
● なぜ、床下や天井などは、点検口が設置されているのでしょうか?
それは、床下のコンディションは、基礎や土台など建物の構造にとって、とても重要な部分で床下の湿気状況やシロアリ、水漏れなどをチェックするのに重要な部分だからです。
天井の点検口は、天井裏や小屋裏を見ることが出来て、小屋裏の乾燥・換気状況や雨漏れ、シロアリのチェックが出来るからです。
- 床下点検口より
- 床下点検口より
- 小屋裏点検口より
- 小屋裏点検口より
● では?なぜ壁は点検口を必要としないのでしょうか?
床下や小屋裏は1ヵ所程度あれば、進入可能な部分へ進入して点検出来ますが、壁はその部分しか見ることが出来ないからです。
でも、雨漏りやシロアリ、湿気による結露などの劣化事象は、壁にも当然に発生します。
そして、壁の内部は気がつかないうちに劣化が進む最も危険な場所でもあります。
通常のホームインスペクションでは、非破壊検査が基本です。
壁については、雨染み・カビや亀裂などを目視点検して、問題があれば壁内部の劣化状況を予想するということしか出来ません。
そこで、ラクジュのホームインスペクションでは、壁詳細点検オプションとして壁の内部インスペクションを始めました。
でも、問題が2点あります。
- 1点は、中古住宅購入時の所有者ではない方のホームインスペクションでは出来ないこと(壁に穴を開けないといけないので)
- 2点は、どこの壁に点検口を開けるかが難しい(全ての壁をチェックできない)
さて、購入時のホームインスペクションでは、基本調査(非破壊の目視調査)で経験のあるインスペクターにて劣化予測をするので十分です。
実際に、無事購入した後、心配な部分に壁の点検口を設置すれば良いのだと判断しました。
では、どこに設置するか・・・
ここがポイントです!
壁には雨漏れや結露、シロアリ食害など様々な劣化事象が発生します。
ポイントとして
- 北側の窓下
- バルコニー直下の壁
- 雨がかかる窓の下壁部分
- 雨漏れ染みがある箇所
- 外壁に雨がかかりやすい部分の内壁
などがあります。
建物についての深い経験があって、壁の点検口位置を決められる技術が必要です。
そこで、経験豊かなラクジュのホームインスペクションだから壁の点検口オプションが可能なのです!
壁の内部インスペクションをご覧ください。
この物件は、20年間壁からの雨漏りに苦しんでいました。
- 1階天井の上はバルコニー
- 雨漏れで壁から床まで染みがある
この状況で、サーモカメラにて雨漏れが現在も継続的に起きているのかを確認しました。
サーモカメラを使うと壁の温度変化がわかります。この青くなっている部分は温度が低いことを示しています。
この様な状態の場合は、壁に水分があり気化熱で冷やされている状態と判断しました。
そこで、雨漏れを直さないと、壁内部がいつも濡れている状態なり、カビや腐朽菌による腐食、シロアリ食害の危険があり
構造部に大きな劣化事象が発生してしまします。
でも、いろんな業者が雨漏れの発生原因を見つける事が出来ませんでした。
雨漏れは、進入部分の特定が非常に難しい場合があります。
実際に直ったと思い、そのままにしていくと、また雨漏れが発生するという繰り返しです。
そこで、いつでも点検口を開ければ今の状態が判り、今後の対策も取れる点検口設置が有効なのです!
動画をご覧ください。
● 壁の内部インスペクション費用
壁点検のタイプ
角形:1ヵ所→30,000円(税別)
角形300ミリ点検口です。開口面積が広いので壁の内部を良く点検出来ます。
丸形:1ヵ所→15,000円(税別)
丸形100ミリ、エアコンスリーブの蓋にて塞ぎます。比較的簡単に穴が開きますので作業が早いです。
簡易点検(雨漏れがない状態)にお薦めです。
放水試験:1回(約1時間程度)→20,000円(税別)
*水道代はご支給ください。
*放水試験で雨漏れの原因部分の完全な特定は出来ません。
補修費用は、その後見積もりいたします。
詳しい内容は、メールまたは電話にてお問合せください。
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